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5,将来を真剣に考える

就活にも出遅れてしまい、ちょっとゆっくり自分の将来について考えたいと思った僕は両親に相談し、大学を1年休学する事にしました。

「この1年でもういっかい、自分の方向性について考えよう。」そう決めたのです。

そしてある勉強会に参加しました。テーマは「なぜ現代人はやりたい事がわからないのか?」という勉強会。

 

大学助教授の若新さんという方の話です。未来に自信がなかった自分にとって、ドンピシャなテーマです。

若新さんは、かなり変わった方でしたが、「僕らの世代が抱えている、将来に対する不安の理由」を分かりやすく教えてくださいました。

こちらに、教えてもらった事をまとめておきます。

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なぜ、現代日本人はやりたい事がないのか?

 

君たちの世代は、ほぼ9割の人間が深く自分の人生を考えずに就職する。

そして、3年-5年後くらいに本当に悩む。「俺って本当にこれでいいのか?」ってね。

 

でもその頃には、結婚してるし仕事も慣れてきて変化する事が億劫になってる。そして、ほとんどの人間がその状況から一歩を踏み出さずに、人生を終えていくようになっています。

これが今の日本の9割の大人の人生の流れです。ではなぜ、こうなってしまったんでしょう?

これは、実は君たち個人の問題ではなく日本の社会全体の問題なのです。

 

 

逆に君たちはこの社会の犠牲者だと僕は思っています。どういう事かというと、日本は戦後、高度経済成長を経て、気がつけば教育制度が整い、気がつけば就職ができて、周りに合わせていけば飯が食える本当に豊かな国になっていきました。

君たちは特に、お腹が空いて死にそうになった事がないだろうし、最悪働かなくても生活保護がある。ちなみに生活保護受給者は213万人もいる。

 

豊かに生きるのが当たり前の日本に生まれ、その恩恵を享受している君たちは、別に自分の人生に本気になって頑張る必要がそもそもない。

 

だから将来が見えない。なんてのは当たり前の話なんだよね。悩んだとしても、どこに就職しようかという仕事の選択くらいです。

自分はどう生きようか?この人生、何を成そうか?と悩んだり、疑問に思ったりする人は本当に少ないのです。

だからこの話を聞いた君たちの中にどうか1人でも自分の情熱を見つけて輝いた生き方をしていく人が出てくれればいいと僕は願っています。

だって、豊かな時代も間も無く終わりだから。2020年以降、日本は衰退していって社会保証制度がどんどん崩れていくでしょう。

これからは、自分の人生や生き方に疑問を持ち、自分なりの人生を作っていける人間が生き残る時代です。

 

ぜひ、今のうちに少し時間がかかってもいい。周りに馬鹿にされてもいい。誰がなんというと貫く自分の道を探し出して、豊かな人生を送ってください。

以上

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正直僕はこの話を聞いて、「悩んでいる僕の感覚は間違ってなかった」と救われたような気持ちになりました。

少し吹っ切れた感じがして、本当に自分の人生を生きようと思ったんです。

まず、何からしたらいいですか?

と僕はいてもたっても居られずに質問しました。

 

 

若新さんの答えはこうでした。

「危機感を持つといい」

そこから僕は考え、日本を飛び出してハングリー精神を感じに東南アジアを回ってみる事にしたのです。

特にインドネシアでの経験が

僕の人生を大きく変える事となりました。

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