13,両親に、感情をシェアしてみた話

仙台から新幹線で実家に帰る前
ドキドキしながら両親に電話
僕
「あのさ、ちょっと話あるから今日帰るね!晩御飯食いたいから用意しててほしい」
母
「え?急に?まあ、分かったよ。気をつけて帰ってらっしゃい」
もうこの電話を掛けるだけで
ドキドキマックスです。笑
そして、仙台の実家に帰り
父親、母親と食事をしている時
僕はとうとう切り出しました。
僕
「あのさ・・・・・」
父、母
「ん?」
僕
「俺最近自分の人生振り返ってたんだけどさ、ちょっと2人との関係で言いたい事あんだよね」
父、母
「何?どうしたの急に?」
僕
(うわ!!言いたくない!恥ずかしい!でもせっかくここまで来たから、言わないと・・・・)
「あのさ、俺ずっと思ってたんだけど、というか思っていた事に気がついたんだけど・・・・」
「俺、おっとうとお母に褒められた記憶って全然出てこないんだよね。なんかお母はいつも宿題ができてないとか、
片付けができてないとか言ってたし、おっとうもお前はダメだダメだっていつも言ってた・・・」
僕は急に元気がなくなり、
小さい頃に戻ったような気持ちになりました。
父、母
「どうしたの急に?」
僕
「俺さ、おれ・・・・2人に愛されてないんじゃいかってずっと不安だったんだよ。
もっと褒めて欲しかったんだよね。ダメだダメだって言わないで
もっと褒めて欲しかった。」
「あの時だって・・・」
この言葉を言ってから僕は涙が止まらなくなり、褒めて欲しかったエピソードを何個か両親にぶつけました。
両親は黙って頷きながら聞いてくれました。
僕は「もっと愛してほしかった」という気持ちを話せただけで、本当に心がすっきりしました。小さい頃の自分が心の中で「大樹、ありがとう」ってニコニコ笑ってるのです。
黙って聞いてくれた
両親の反応は予想通り
父、母
「えー?急に何?」
「どうしたの?頭打ったの?」と
びっくりした様子。笑
でも、そのあと父親はこんな言葉をかけてくれたのです。
父
「大樹にそんな想いをさせてたのはごめんね、おっとうもお母もお前が初めての子供でさ、ちゃんと育てなきゃって必死だったんだよ」
「でも、お前は初めての子供でさ覚えている事がたくさんあるよ。お前が初めて泣いた声や、初めて立った時の事全部しっかり覚えている。たくさん愛情かけて育てて来たつもりだよ」と。
僕はその言葉を聞いて
さらに心が暖かくなりました。
母の方は
「最初なんだから仕方ないじゃない!考え過ぎよ」
みたいな感じでしたが
僕はもう大満足。
そのあとは、また何時もと同じように食事をして酒を飲みました。
《最終章》
僕のこれからの人生の目的