Morning Pages
モーニングページとは
「モーニングページ」と「ジャーナリング」は、どちらも紙に書く習慣です。名前が似ているため、同じものだと思われがちです。
ですが、この2つは目的がちがいます。モーニングページは、朝いちばんに頭の中を空にする方法です。ジャーナリングは、テーマを決めて自分の内側を掘り下げる方法です。
このページでは、それぞれの意味と、違い、目的別の使い分けを、順番に整理してご紹介します。ジャーナリングそのものが初めての方は、まず「ジャーナリングとは」のページから読むのがおすすめです。
モーニングページとは
モーニングページとは、朝いちばんに、頭に浮かんだことをそのまま紙に書き出す習慣です。起きてすぐの静かな時間に、手を止めずに書きます。
この方法は、ジュリア・キャメロンの著書『アーティスト・ウェイ』で紹介されました。もともとは、創造性を取りもどすためのワークとして知られています。
基本は、3ページを手書きで書くことです。上手に書く必要はありません。頭に浮かんだことを、良い悪いで判断せず、ただ書き出していきます。
目的は、頭の中の「排出」です。もやもやや、とりとめのない考えを紙に移すと、頭がすっきりします。朝の時間が、静かに整っていきます。
ジャーナリングとは
ジャーナリングとは、テーマを決めて、自分の感情や思考を紙に書く習慣です。「書く瞑想」と呼ばれることもあります。
たとえば「いま気がかりなことは何か」といった問いを決めて、その1つについて書きます。頭の中だけで考えるより、書き出すほうが、悩みの正体が見えやすくなります。
モーニングページが「頭を空にする」ことを目指すのに対して、ジャーナリングは「1つのテーマを深める」ことを目指します。書く時間帯も、朝に限りません。夜のふり返りや、気持ちの整理にも使えます。
ジャーナリングの基本や効果は、「ジャーナリングとは」のページで、くわしく解説しています。
2つの違い(比較表)
2つの違いを、5つの軸で並べて整理します。「どちらが優れているか」ではなく、「目的がちがう」と考えると、使い分けが見えてきます。
| 軸 | モーニングページ | ジャーナリング |
|---|---|---|
| タイミング | 朝いちばん、起きてすぐに書きます。 | いつでも書けます。朝でも夜でも、目的に合わせて選べます。 |
| 量 | 3ページと決まっています。 | 量は自由です。5分から10分など、時間で区切ることが多いです。 |
| テーマの有無 | テーマはありません。浮かんだことをそのまま書きます。 | テーマがあります。お題や感情など、書くことを決めます。 |
| 目的 | 頭の中を空にして、すっきりさせることです。 | 感情や思考を整理して、深い気づきを得ることです。 |
| 向いている人 | 頭がいつも忙しい人や、毎朝リセットしたい人に向きます。 | 特定の悩みや、テーマを深く掘り下げたい人に向きます。 |
どっちをやるべき?
どちらから始めるか迷ったら、いまの自分の目的で選ぶのがおすすめです。目的別に、向いているほうをまとめました。
お題から始めたい方は、「ジャーナリングのお題50選」が参考になります。書き方の基本は、「ジャーナリングのやり方」で解説しています。
両方を組み合わせる方法
モーニングページとジャーナリングは、どちらか一方を選ぶ必要はありません。役割がちがうので、組み合わせると、うまくかみ合います。
おすすめは、朝と夜で分ける方法です。朝はモーニングページで、頭の中を空にします。夜はジャーナリングで、テーマを1つ決めて、1日をふり返ります。
まずは、どちらか続けやすいほうから始めてください。慣れてきたら、もう一方を足していくと、無理なく習慣になります。大切なのは、完璧に書くことより、少しずつ続けることです。
よくある質問
決まりはありませんが、朝の頭のもやもやをすっきりさせたい方は、モーニングページから始めるのがおすすめです。特定の悩みやテーマを深く掘り下げたい方は、ジャーナリングが向いています。
本来のモーニングページは、3ページ手書きで書くのが基本です。ただし、続けることのほうが大切なので、慣れるまでは1ページから始めても問題ありません。
はい、両方を組み合わせて使えます。朝はモーニングページで頭を空にして、夜はジャーナリングでテーマを決めて深める、といった使い分けがおすすめです。
もっと深く学ぶ
「書く習慣」で自分を整える方法を、もっと深く知りたい方には、著書『すごいジャーナリング』(サンクチュアリ出版)をおすすめします。1日10分から始められる形で、書き方を順番に解説した1冊です。
発売2ヶ月で5刷になり、累計2.8万部を突破しました。
書籍について詳しく見る