Why it doesn't last
ジャーナリングが続かない本当の理由
ジャーナリングを始めてみたのに、いつのまにか書かなくなってしまった。そんな経験があって、このページにたどり着いたのだと思います。
まず、お伝えしたいことがあります。続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。多くの場合、続け方のほうに、小さな無理があるだけです。
この記事では、ジャーナリングが続かない5つの理由と、その外し方をご紹介します。そのあとで、今日から続けられる現実的な仕組みも、順番にお話しします。
そもそもジャーナリングとは何かから知りたい方は、先にこちらのページをどうぞ。書き方の基本を確かめたい方は、やり方のページが役に立ちます。
続かない5つの本当の理由
続かないときには、たいてい理由があります。ここでは、よくある5つをあげて、それぞれに「なぜそうなるか」と「どう外すか」を添えました。
心あたりのあるものから、読んでみてください。ひとつ外れるだけでも、ずいぶん書きやすくなります。
きれいな文章で、まとまった内容を書こうとすると、最初の1行から手が止まります。書くことが、いつのまにか宿題のように重くなってしまいます。
まじめな人ほど、「せっかく書くなら、ちゃんと書きたい」と思います。その気持ちが、ハードルを自分で上げてしまいます。
ジャーナリングは、誰にも見せない書きものです。誤字も、走り書きも、単語だけの箇条書きでも大丈夫です。「うまく書く」ことは、はじめから目指さなくていいのです。
数日書いても気持ちが晴れないと、「意味がないのかな」と感じて、やめたくなります。すぐに変化を求めるほど、続ける前に力尽きてしまいます。
頭の整理や気づきは、ゆっくり積み重なるものです。1日や2日で、はっきりした手ごたえが出るとはかぎりません。
しばらくは、効果を確かめようとしないでください。「今日も書けた」という事実だけを、静かに数えていきます。手ごたえは、あとから振り返ったときに気づくものです。
「毎朝6時に、30分書く」と決めると、その時間に書けなかった日に、まるごと崩れてしまいます。1日ずれただけで、やめる口実になってしまいます。
暮らしは、日によって形が変わります。決めた時間が動かせないほど、生活の乱れがそのまま挫折につながります。
時間ではなく、行動に結びつけます。「朝のコーヒーを飲みながら」「布団に入る前に」など、幅のある枠にしておくと、多少ずれても書けます。
ノートを開いてから「何を書こう」と考えはじめると、そこで止まってしまいます。書くネタ探しに疲れて、机から離れてしまいます。
白紙は、意外とプレッシャーになります。テーマが決まっていないと、頭が動き出すまでに時間がかかります。
書き出しの問いを、あらかじめ決めておきます。「いま、いちばん気になっていること」など、ひとつあれば十分です。テーマ集めに困ったら、お題50選をどうぞ。
続けていることを誰も知らないと、やめても誰も気づきません。手ごたえも共有できず、いつのまにかフェードアウトしてしまいます。
習慣は、ひとりで支え続けるのが、いちばんむずかしいものです。孤独なままだと、やめる理由をとめる人がいません。
ゆるくで構わないので、続けている合図を外に出します。家族に「書いてるよ」と話す、書いた日にカレンダーへ印をつける。それだけでも、続きやすさが変わります。
続けるための現実的な仕組み5つ
続けるコツは、がんばることではありません。がんばらなくても続く仕組みを、先に作っておくことです。
ここでは、今日からできる5つをご紹介します。全部やる必要はありません。ひとつずつ、ためしてみてください。
1日のノルマを、1行に下げます。書ける日は、そのまま続きを書けばいいのです。ハードルが低いほど、始める回数が増えていきます。
新しい時間を作るのではなく、すでにある行動にくっつけます。「歯みがきのあと」「寝る前のひと息」など、毎日必ずやることが、書き出す合図になります。
手になじむペンと、開きたくなるノートを選びます。高価なものは、いりません。「これに書きたい」と思える1冊が、机に向かう理由になります。
書いた日に、カレンダーへ印をつけます。印が並んでいくと、それ自体がはげみになります。「途切れさせたくない」という気持ちが、そっと背中を押してくれます。
書けない日は、誰にでもあります。「今日はお休み」でいいのです。1日空いても、翌日また書けば、それはちゃんと続いています。
それでも続かないときの、最後の一手
ここまで読んでも、まだ続く自信がない。そんな方に、最後の一手をお伝えします。方法は、ひとつだけです。
やることは、シンプルです。「ノートを開いて、1文字だけ書く」を、今日のゴールにします。1文字書いたら、そこで終わっても合格です。
ばかばかしく思えるかもしれません。でも、続かないときの本当の敵は、書く量ではなく「始められないこと」です。始めるハードルを、これ以上ないほど下げてしまえば、手が動きます。
不思議なことに、1文字書くと、たいていもう1行書きたくなります。それでも書けない日は、1文字で終えて大丈夫です。「開いて、書いた」という事実が、続いている証だからです。
よくある質問
そんなことは、ありません。続かないのは、意志の弱さではなく、続け方の問題です。書くハードルが高すぎたり、効果を早く求めすぎたりすると、誰でも手が止まります。仕組みのほうを少しゆるめれば、また書きはじめられます。
毎日でなくて、大丈夫です。書けない日があっても、やめたことにはなりません。翌日また書けば、それは続いているということです。週に2回や3回でも、気づきは静かに積み重なっていきます。
まとまった時間は、いりません。1日1行でも、立派なジャーナリングです。歯みがきのあとや、寝る前など、いまある習慣にくっつけると、時間を新しく作らずに続けられます。
もっと深く学ぶ
続け方をもっと深く知りたい方には、著書『すごいジャーナリング』(サンクチュアリ出版)をおすすめします。「やりたいこと」が見つかる書き方を、1日10分から始められる形で、順番に解説した1冊です。
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